前回記述した「市場を把握する」ことができたら、次に市場のターゲットを絞っていきます。
資本にゆとりがある企業の場合は広い市場をねらうこともできますが、投入できる経営資源に限りがある小規模事業者の場合、特定の市場に集中的に経営資源を投入し効率的な事業展開を行っていきます。
やみくもに市場全体に働きかけても「売れる仕組み」はつくり出せません。
市場の特定の部分を選び集中的に経営資源を投入した方が効率が良いのです。
このようなある特定の市場に集中したマーケティングの手法を「ターゲットマーケティング」「STPマーケティング」と言います。
どういうものかと言うと
S=セグメンテーション(市場細分化)
消費者、市場を細かく分類する
T=ターゲティング(ターゲット市場の選択)
どの分類をターゲットにするか決定する
P=ポジショニング(自社の商品やサービスの位置づけ)
自社の商品やサービスを明確化して、様々な手法で伝えていく
消費者が多様化している現在では「ターゲットを絞る」ことは非常に重要なことになります。